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バーチャルツアー

校内練習船編

令和5年3月に完成した校内練習船「かざはや(2代)」は九州の造船所で建造された、長さ約20メートルの練習船です。主に海上実習の授業で利用し、清水港内や駿河湾を航海して実地訓練を行います。教室の授業で学んだことを、この校内練習船ですぐ体験できるので学習効果は抜群です! 約600kWの主機(メインエンジン)が力強く始動すると、気持ちよく海面を走り抜けます。
実習訓練では操船や機関運転だけでなく、見張り、気象観測、機関監視、発電機運転、各種記録など、実用的な技術・知識を習得します。

1年生に質問してみました。

船員を目指すことになったきっかけは?

みんな海や船が好きだけど、船員を目指すにはこんなきっかけがありました!
離島に住んでいて、いつも船に助けられていたので、次は自分がと思った。
初めてフェリーに乗船した時、このでかい鉄の塊を動かす人達に興味が湧いた。
父親が船乗りを目指していたことを知って。
「艦隊これくしょん」というゲームから。
周りのみんなと違うことがしたかったから、海なし県で海に関する仕事を調べて船員という職業を知った。
高校でお金を稼げると聞いたから。

今考えている就職の希望と、その理由は?

希望の船の種類などを挙げて理由を答えてくれました。
RORO船など大きい船: たくさんの物を一回で運べ、カッコイイから。
フェリー:人に喜んでもらえる仕事をしたい。乗下船の場所が決まっているから。
機関士:大型のエンジンを操ることができるから。
油タンカー:石油は日本の生命線のような気がするので、日本を支えることになると思ったから。
タグボート:大きい船を押したり曳いたりしている姿に憧れて。
セメント船:地元の大きなセメント船がセメントを運んでいるのを見たから。

10年後の自分の姿を予想してみて下さい。

就職活動はこれからの1年生に無茶ぶりかもしれませんが、質問してみました。
腕のいい機関士になっていて欲しい。
人知れず国民の生活を支えるヒーローになっている。
お金があって、美人な妻と充実した生活を送っている。
内航船の航海士になっていて、仕事も少しずつ覚えながら船長を目指して頑張っている。
陸上で船舶管理の仕事をしているかもしれない。
バンカー船の船長になり、東京湾で働いている。

ギャラリー

校内練習船「かざはや」は、卒業生の就職先の船に比べて小振りですが、船として一般的な計器、機関その他の各種設備を備えています。また、これを利用した実習内容は、操舵や見張りなどの業務を分担し、段階を追って少しずつステップ・アップするようプログラムしています。ですから、基礎的な技術の多くを学ぶことができる校内練習船の実習では、貴重な体験のひとつも逃さない姿勢で臨んでいただきたいと思います。そうした努力の継続が技術力を高め、将来、船長や機関長として活躍するための礎になるはずです。
また、現場での訓練なので、安全作業のための知恵と危険に対する感受性を鍛える絶好の機会になります。

MESSAGE

“校内練習船”について先輩から後輩へのメッセージ

先輩学生A

船を動かすのは一人では絶対できないので、協調性を養っておくことが必要です。コミュニケーション能力は磨いておきましょう。

先輩学生B

船はいいぞ! 諦めずに夢に向かって頑張ろう。

先輩学生C

かざはや実習では、あたふたしながらも楽しく学ぶことができた。操舵号令を出して、まるで船長みたいだった。頑張って実習をやってください。

SCENE

シーン別

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