練習船
学校から徒歩10分ほどの折戸湾に面した専用岸壁に,我が校内練習船「かざはや(2代)」がぽっかりと浮いています。
長さ19.79メートル、幅6メートル、機関出力590kWの船ですが、自らの手で船を動かす楽しみを知るのにベストマッチングな大きさです。また、かざはや(初代)よりも、一段高くなった航海船橋や、専用の教室及び広い機関室を備え、より使いやすく学びやすい船に仕上がりました。
船を運航するためには単に舵をとれれば良いのではなく、準備や手仕舞いの作業、機関をはじめ各種機器類の運転操作などが必要なので、この船で、そうした作業訓練をひとつひとつ積み重ねていきます。
学生A
初めて「かざはや」で出港したときに「船員の学校に来た」と強く実感した。
教官に叱られ、褒められ、技術を習得していった場所。私のマザーシップ。それが「かざはや」です。
学生B
コンパスデッキから見る景色がきれいだった。海から見る富士山は特別感がある。凪の時は水面がめちゃくちゃきれいだった。野生のイルカとも遭遇した。海上実習が楽しかった。
学生C
大荒れの海に出て、青白い顔でダウンする僕らと、それをイジってくる教官方。なぜか実習に出ると、海が荒れていることが多かった。
よくあるご質問
令和4年3月25日(金)開催予定の学校説明会についてお知らせいたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮して、本校を会場とする学校説明会を取り止め、Zoom(ズーム)を用いてWeb上で開催することにいたしました。また、午前の部のみの開催といたします。
学校説明会申込み締め切り日につきましては、3月18日金曜日17時といたします。
web学校説明会の内容については、オープンキャンパス・学校説明会ページをご覧下さい。
清水校では、新型コロナウイルスの感染及び感染拡大を防止するため、授業や実習、寮生活などにおける活動の制限状況を、活動制限指針として公表いたします。
この活動制限指針は、今後の感染状況等に応じて、見直しを行ってまいります。
VR学校見学を公開しました。国立清水海上技術短期大学校をVR映像や様々なコンテンツでご案内します。
船員に憧れる方に、ぜひご紹介下さい。
左右に分かれて12人で漕ぐボートです。元々は大型船が沈没した時に乗り移って避難する救命艇でした。みんなで力と呼吸を合わせて漕ぐため、体力と協調性が求められるため船員教育に有効であるとされています。船尾がすぱっと切り落とされた形状のためカッターと呼ばれています。
校内練習船「かざはや」では軽油を使っています。一般の大型船の場合は重油を使用していますが、環境負荷低減のため、LNGを燃料とする船や電気推進船などもあります。
船は水に浮いてるので、車のように急に止まったり急に曲がったりはできません。他の船も同じです。だから、見張りをきちんとして、先のことを予測して早めに操縦(操船)する必要があります。それに風や波の影響を受けることも忘れてはいけません。
面舵は右側にとる舵、取り舵は反対の左側にとる舵のことで、昔の言い方です。現在では、英語でそれぞれ「スターボード」「ポート」と言います。
授業で使用する専門教科書のほとんどは、本校が所属する海技教育機構発行のもので市販はしていません。オープンキャンパスなどの機会には展示しています。
時期などにより異なる場合もありますが、入浴時間は18:15~21:15になっています。お湯張りや清掃は当番の寮生が行います。